【初心者向け】電子工作入門キットでIoTを始めましょう

今回は、IoTガジェットを作りたいんだけど何から始めれば良いか分からない、という人に向けて、電子工作入門キットでIoTを始めましょう、というテーマで話をしていきたいと思います。
ぜひ最後までご視聴下さい。

↓テキスト派の方はこちらから
https://lab-b.jp/intro/iot-package/

■目次
:00 オープニング
:17 IoTとは何か
1:34 Obniz入門キットの紹介
2:16 IoT体験①温度センサの値をグラフ表示
3:50 IoT体験②「ただいま」と聞こえたら旗を振る
4:44 HTMLプログラムとブロックプログラムの紹介
5:19 まとめ

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■関連動画
・【初心者向け】5分で分かる電子工作の始め方

・【電子工作の世界】電子工作入門キットだけでガジェット作ってみた

・【初心者向け】もう挫折しない!電子工作「再」入門

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・ハードウェアエンジニア
・電子工作歴:9年
・電子工作をゼロから体系的に並べるチャンネル「今日から始める電子工作」を運営してます

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#電子工作

■動画文字起こし
まず始めに、IoTとは何かについて簡単におさらいしておきます。
IoTとは、「Internet of Things」の略で、モノのインターネットと訳される事が多いです。これだと何の事かが分かり辛いのですが、簡単に言ってしまうと、身の回りにあるモノをインターネットにつなげ、離れた場所からもアクセスできるようにする事を言います。
IoTでできる事を細分化すると、離れた場所にあるモノの状態を取得する、モノを操作する、モノ同士が会話する、の3タイプに分かれます。
実用例としても既にかなりの製品が出回っており、タイプ1では紛失防止タグのMAMORIO、タイプ2ではスマートロックのQrio等が有名です。これらは実際に使っている方も多いんじゃないかと思います。
私の家でも、見渡すとphillips hueというスマート電球や、ringというスマートインターフォンが出てきました。
このように、IoTは既にかなり身近なものになってきています。以上、簡単ですがIoTのおさらいでした。
なお、このようにIoTガジェットに囲まれていると、自分でも作ってみたくなっている人は多いんじゃないかと思います。
実際にヤフー知恵袋などを眺めていると、そういった書き込みを結構見ます。ただ、作りたいものが明確でも、何から勉強して良いかが分からない、という事で悩んでいる方が多いようです。
という事で、次に、自作IoTガジェットを作りたい、という人にお勧めなobnizというマイコンボードの入門キットを紹介したいと思います。
obnizというのはIoT開発に特化したマイコンボードで、IoTガジェット作りの最大の障壁となる、ネット接続のための設定がとても簡単にできるように工夫されているのが特徴です。
そしてこの入門キットは、1万円以下の価格で、入力用・出力用のデバイスが4つずつ入っており、またサンプルプログラムも充実しているので、知識がない方でも届いたその日にすぐ動かす事ができるようになっています。今回は、そのサンプルプログラムから2つをチョイスして、IoTガジェット作りを体験してみたいと思います。
それでは1つ目として、IoTのタイプ①である、離れた場所にあるモノの情報を取得するところをやってみたいと思います。
Obnizに表示されているQRコードをスマホで読み取って、「アプリ開発へ」を押してobnizにログインします。アカウントを取ってない方は、あらかじめ取得しておきましょう。サンプルプログラムに「温度センサーとグラフ」というものがあったので、今回はこれを使います。
用意するものは、obnizのボードと、キットについてきている温度センサーだけです。温度センサはこのように、obnizの0,1,2ピンに接続します。
アプリ名を適当に入れて、「アプリを作成」を押します。次に「プログラムを編集」を押して中身を確認してみます。
中身は、ざっくり言うと、最初のheadの部分で元となるプログラムを読み込んで、chartと書いてあるところでグラフの表示設定をし、次のscriptの中でobnizと接続し、温度センサからデータを読み取って、グラフに1秒ごとにプロットしています。
そして実行ボタンを押すと、このようにセンサの値がリアルタイムにグラフ表示されます。試しに温度センサを触ってみると、このように温度が変わるのが分かると思います。この時、obnizとスマホは家の中のWiFiネットワークを介して接続されているので間に線はなく、同じネットワークの中であれば、どこからでも確認する事ができます。
組み立て方などはこちらのページに書いてあるので、実際に手を動かすときはまずそちらを見てみて下さい。
次に、IoTの2つ目のタイプである、離れた場所にあるモノを操作するところを体験してみます。
今度は、パソコンを使って、こちらのサンプルプログラムを動かしてみます。
用意するものは、obnizと、キットにあるサーボモータです。接続の向きには十分に注意して下さい。
プログラムはこちらのページにあるものをそのまま使います。obniz IDを入力し、Connectを押すと自動でパソコンとobnizがネット上でつながります。
ここでパソコンのマイクに「ただいま」と呼びかけると、パソコンが声を認識してobnizへ信号を送り、obnizがサーボモータを動作させます。やっている事はシンプルですが、これも立派なIoTガジェットです。後は、用途に応じて反応するセリフを変えてみたり、サーボモータに何かを取り付けてみる等、アイデア次第でどんどん遊び方が広がっていくと思います。
という事で、obnizの入門キットとサンプルプログラムを使ってIOTを体験してみました。

なお最後に、一つだけワンポイントアドバイスがあります。
obnizでは、HTMLプログラムとブロックプログラムという2種類の方法でプログラムを作る事ができますが、まだプログラミングに慣れてないうちは、こちらのブロックプログラムを使うことをお勧めします。
ブロックプログラムとは、子供向けのプログラミングソフトのスクラッチでも採用されている方式で、レゴブロックのような見た目で楽しくプログラミングができるので、かなりとっつきやすいと思います。
サンプルプログラムで一通り遊んだ後は、次のステップとして、まずはこのブロックプログラムで、色々とパラメータを変えて少しずつ自分流にアレンジしていってみましょう。

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